イェティ山崎日記
山岳プロガイド山崎の日記、登山報告 等
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戦略国家アメリカの凄さ その2
今日のニュースをなんとなく聞いていると、メリルリンチが何とか・・・と聞こえてきました。一昨年まで東京の事務所で一緒に仕事をしていた方がメリルの元日本支社長だったので、あれっと思ってニュースを聞いてみると、みずほコーポレート銀行(?)がメリルリンチに資本参加して、サブプライム問題で弱体化しているメリルの救済に参加するとのこと。それは国際社会での日本の金融機関の存在感を再認識させることになるだろうと・・・

バブルの頃、三菱地所がNYのロックフェラーセンターを買ったりしてはしゃいでいた事を思い出しました。結局は、大損して売却するという無残な結果となったバブル劇でも、日本の存在感を誇示したいという心理を上手にくすぐられた要素があったと思います。

その後、日本の金融機関が失われた10年に落ち込んでゆくと同時に、外為法が技術的に改正されたりして、日本人や日本企業によるドル預金(要はドル買い)が奨励され多くの人がドルを買って外国金融機関に預金した時期がありました。その結果、アメリカのITバブル崩壊に直面し、日本人資金が大幅に目減りしてご帰還。結局、日本人のドル預金はアメリカのITバブル崩壊をソフトランディングに終わらせるのに役立ったので、アメリカは感謝くらいはしてくれたでしょうか?その後、役目は終わったとばかりにウォール街出身のルービン財務長官が辞任したと覚えています。

そしてここ数年、景気の良くなった(企業収益で過去最高になった)日本がアメリカの国債をどんどん買って資金を供給し、アメリカ人が借金をして消費したり、住宅を建てたりに使われ、アメリカの内需拡大に貢献しましたが、その結果、サブプライムローン問題で住宅バブルが崩壊し、国債やサブプライムローンを組み込んだ金融商品も下落して、やはり日本の資金はアメリカの使い切りとなりました。

そして今、今度はそのサブプライムローン問題の延長で体力の弱ったアメリカの金融機関に資金協力。その資金もアメリカの使いきりで、いかなる形でも日本には還元されない資金となるでしょう。しかしそれは日本の存在価値を世界に知らしめることになる、とテレビニュースは言います。

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アメリカの国家百年の計を考える連中というのは、本当に頭の良い人たちがいるのでしょう。彼らは無から有を生むのです。日本にも優秀な人材はいるはずですが、そういう人たちの多くが官僚システムに取り込まれてしまうので、国家(それが日本政府なのかアメリカ政府なのか疑問ですが)の言う通りのことを忠実に現実化することには優秀でも、決して無(未だ無である未来)から有(国家の戦略)を生み出すことはないのです。

今、日本の株価が下がっているのは、これから(1月29・30日のFOMC以降に)始まる株価の上昇に向けて、外資やヘッジファンドが仕込みをしていると考えたほうが妥当でしょう。これから始まるアメリカの戦略は、過去に日本の資金をアメリカに誘い込んで使い込んだ戦略とは逆に、日本の資金市場に乗り込んで日本の資金を使い込む戦略です。

日本には、世界中の個人預金資産よりも大きな資金、『郵便貯金』という巨大資金があります。既に郵政公社は民営化され、資金市場における聖域ではなくなっています。三角合併も合法化されました。日本ではこれから徐々に株価が上昇し、郵便貯金を初めとする個人資産が動き始め、その大部分が三角合併による企業のアメリカ化などを通して、アメリカの資金として吸い上げられてゆくことになるでしょう。

そんな中で我々個人はどう行動すれば良いか?負けて勝つという戦法を具体化すれば良いのです。その方法はここでは書かないでおきましょう・・・

本当に日本のマスコミ(報道)はレベルが低いということを痛感しなければなりません。年金問題にしても、名簿が正確かどうかよりも、その年金自体が残高として確保してあるのか?財政投融資などで不良債権化しているのでないのか?というところを追求するべきなのですが・・・マスコミは、名簿が確認できました。めでたしめでたし。とやるでしょう。頼るべきは自分達の頭脳と体力。来たらざるを頼む勿れ我に備えあるを頼む。


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